デザインの現場:超初心者向け、効果的で実践的な3つの勉強法!

デザインノウハウ
この記事は約13分で読めます。

デザインの学校などにも行かずに、デザインの仕事に就くことは比較的多くあります。今後は減ってくると思いますが、それでも、そこまで狭き門でもありません。

現在はクラウドソーシングがあるので、経験が少なくとも、いくらでも自分の実力を試すことはできます。

なので、学校等には行ってないが、デザインをやりたい、と思った方も、諦めずに自分の道を作っていってほしいと思います。

そんなデザイン制作において、初心者の方に向けた、より効果的で実践的な勉強法が、大きく3つあります。

1.良いデザインを沢山見て分析する
2.良いデザインを真似て作る
3.使用するソフトの最低限のスキルを磨く
あどみさん
あどみさん

あれ、デザインの基礎知識とかは?

基礎知識はもちろん大切ですよー。どうやってより効果的に身につけていくのか、が重要なんです。なので、これらの3つはどう基礎知識を身に着けていくかであるとも言えます。

スポンサーリンク

基礎知識ってどうなの?

私の現場では、デザイン未経験の人たちを受け入れているので、「0」からデザインを始める人達にたくさん接してきました。

でも、学校ではないので、「0」の人たちをすぐに戦力にしなくてはいけません。いろいろと試行錯誤をしてきました。

すると、勉強から始めてもらった人たちが作ったデザインには、その勉強が反映されていないことが多いことに気づきました。実際、私も勉強から入りましたが、役に立ちませんでした。

あどみさん
あどみさん

勉強の仕方にもよるんじゃない?

ハカセン
ハカセン

確かにのぅ。ぢゃけど、先にいろいろ詰め込んでも、忘れてしまうんぢゃよ。

そうなんです。基礎知識は大切ですが、先に基礎知識を勉強しても、実践の現場ではあまり役立ちません。要するに、基礎知識を勉強するタイミングがあるんです。

あどみさん
あどみさん

そうか、タイミングかー。先に勉強してもあまり効果がないのね。

そうですね。なので、まずは感覚を養うことが先になるんです。

これから先ほどあげた3つを具体的に紹介していきますが、これらは、基礎を最も効果的に身につける方法とも言えます。基礎をおろそかにするものではありません。

良いデザインを沢山見て分析する

まずは「良いデザインを沢山見て分析する」です。これは、デザイナーを目指す方は普通にやっていることだと思います。

あどみさん
あどみさん

でも、これってツッコミどころがたくさんない?

ハカセン
ハカセン

その通りぢゃ!

そもそも初心者には「良い」の基準もわからないし、基礎が無いので、分析もできんわいのー。でも先があるんぢゃぞよ。

そうです。それを、本人が悩んで欲しいんです(w)

あどみさん
あどみさん

えーーーー、なにそれーーー

まず、自分の好きなデザインと、実際に効果が高いデザインとは違うことが多いんです。

それぞれ2つとも極めてほしいんですが、まずは仕事なので、実際に効果が高いデザインを作れなくてはいけません。

では、効果とは何か。

効果とは

効果とは、目的を達成することです。

例えば、商品の販売のためのチラシなら、たくさんの人たちに「買いたい!」って思ってもらうこと、イベントの集客なら「行きたい!」って思ってもらうこと。これが目的です。

デザイナーになりたい人たちは、まず、オシャレなデザインかっこいいデザインを作ろうとしてしまいます。この“オシャレ”や“かっこいい”が、知らない間に目的なってしまいます。

本来の目的(販売や集客など)の為に、オシャレ/かっこいいデザインにすることは、実際にたくさんあります。しかし、それは手段です。その先にある目的を忘れてはいけません。

あどみさん
あどみさん

実際、オシャレでカッコいいデザインで、効果的なデザインはたくさんあるもんねー。

あっ、アクセサリーの販売だったら、めちゃオシャレにした方が良いよねー?

…でも、欲しい!買いたい!まで行かせないと意味がないかも…。

ハカセン
ハカセン

その通りぢゃ。

そんで、オシャレでカッコイイより、もっと違うイメージにした方が、より効果が上がるものも沢山ある。

実際、「スナック菓子」なんかは、あまりオシャレにしてると売れんよのー。ベタな感じを好む人が多いようぢゃ。
逆にスイーツなら、オシャレでかわいい方が売れる。

まずは効果があるデザイン。それができたら、それを更にクリエイティブにしていく。この順番を間違えたら、ただの自己満足の世界です。仕事として行うものではありません。

良いデザインとは

では、良いデザインとは。

まずは、自分がそれを見たときに、デザインの良し悪しより先に、心が奪われたかどうかをみてください。

あどみさん
あどみさん

…?どういうこと…?

アシオ
アシオ

僕が、あどみさんを見たときに感じたあの感じでしょうかー?

日常に商業デザインは溢れています。ポスターなり、フライヤーなり、看板などを見た時に、「あ、美味しそう!」とか、「欲しい!」とか、「行きたい!」と思うものが良いデザインです。

あどみさん
あどみさん

そうか!

街を歩いてるデザイナーに、「デザインがどうのこうの」と思わせる前に、「美味そう!!」って思わせるデザインを作ったら、あなたの“勝ち”ですね。

あどみさん
あどみさん

なるほど 😆 

日常で、自分が素直に「美味しそう!」とか「欲しい!」と思ったデザインを見つけてください。そして、自分は何故そう思ったかに思いを巡らせてほしいんです。それが分析です。

「写真が大きいからだ!」と思ったとします。では、他のデザインを探して、同じく大きな写真を使っているものを見つけてください。写真を大きく使っているものは、全て、美味しそうに見えますか?

あどみさん
あどみさん

見えない…。

そうですね。小さいよりは大きい方が美味しそうに見えますが、同じサイズの写真だからといって、すべて同じ効果ではありません。では、なぜ、違いが出るんでしょうか?

それは、写真の写し方の問題かもしれませんし、写真の加工の問題かもしれません。文字の載せ方が上手いのかもしれませんし、他の素材との組み合わせが上手いのかもしれません。

それを見ながら、自分はなぜそう思うのか、を考え分析することが重要です。

そうしていくうちに、同じように感じるデザインが出てきます。そしたら、なぜ同じく感じるんだろう、と自分に問いかけて分析してください。

あどみさん
あどみさん

そうかー、まずは自分の感覚を大切にするんだね。

そうです。もちろん、自分の感覚が全てではありませんね。人の数だけたくさんの感覚があります。

自分ではあまり良いとは思っていないけど、沢山の人たちが反応してるデザインもあるはずです。

デザインを学んでいくときに、自分と一般の感覚の違いや、感覚の一致を見つけます。そうすると、それが、知識として役にたちます。デザインを作るときに、自分の感覚で作ってはいけないデザインに気がつきます。

一般の感覚と自分の感覚の違いは、特に知っておく必要がありますね。

あどみさん
あどみさん

そっかー。一般と自分に違いがある分野で、一般向けにデザインを作るなら、自分の感覚で作っちゃうと失敗するねー。一般の感覚に合わせないとダメかー。

 

ハカセン
ハカセン

そうぢゃのー。でも、いずれ、一般と違う自分の感覚をうまく活かせる時が来るから、それはそれで、ちゃんと大切に磨いちょいとくれ。

それでは、もうひとつ重要な良いデザインの基準があります。

良いデザインのもう一つの基準

それは、必要な情報がしっかり分かること、です。

あどみさん
あどみさん

そうか!!

たとえば、イベントなのに日時が頭に入ってこない、開催場所が探さないとわからない、などは、なかなかの致命的な問題です。

あどみさん
あどみさん

前あった!

イベントのポスターで入場料が知りたいのにわからなくて、見つけたら無料だった…。これってもっと見えやすくした方が、いろいろ良くない??って思ったー。

上手なデザインは、この情報の見せ方が上手いのですまずは、全体のイメージで惹きつけて、時間場所をしっかり見せて、興味がある人には更にキャプションや詳細情報へ誘導する。

更に、そのデザインが使われる状況に合わせて、見せ方を変えていきます。

例えば、イベント告知で、街のポスターを作るとします。歩いてる人に見せるので、イメージと日時場所を際立たせた方が良いですね。まずは目に止まってもらわなくてはいけません。

説明会で配布するフライヤーやパンフレットなら、興味がある人達が対象なので、メリットや細かい詳細、キャプションなどを、しっかり読みやすく見せていきます。

あどみさん
あどみさん

それって、考えるの面白そう…

そうなんです!

効果を出すデザインというのは、実際に効果を測定することも可能なので、結果が分かるんですね。なので、怖くもありますが、とても面白くもあります。

良いデザインを真似て作る

良いデザインを感覚的に理解し始めたら、自分が良いと思ったデザインを、そのまま自分で作る練習をします。これは技術と感覚の練習です。

あどみさん
あどみさん

練習として、そのデザインを自分で作ってみるのね!

そうです。写真とかは同じものを使えないことが多いですが、それは、似たようなものをネットで探します。それ自体も写真選びの練習になります。

あどみさん
あどみさん

ネットで写真探すって…、著作権とかは大丈夫なの?

自分が練習で使う分にはなにも問題はありません。どこかに公表するとか、商用で使う場合は気をつけてください。

練習で使うデザインですが、できるだけ、はじめはベタなものを使ってください。ベタだけど、効果があるなー、と思えるものでたくさん練習することが重要です。ベタだけど、文字の組み方や写真の見せ方が上手いなー、他のデザインよりプロっぽくてしっかりしてるなー、とか思えるものです。

上にも書きましたが、基本を勉強しなければ、確実に遠回りです。現場では使い物になりません。なので、しっかり基本的(ベタ)なデザインを学んでください。

練習の仕方

自分が良いと思うデザインを選びます。これなら作れそうかなー、と思えるものを選んでくださいね。最初から難しそうなものを選んではいけません。

あどみさん
あどみさん

最初から難しいのなんて選べないし…

アシオ
アシオ

そうですよー!選べませんよねーー

紙などのアナログならスキャンでPCに取り込みます。画像ならダウンロードしてください。

あとはそれをIllustratorで表示し、同じサイズに合わせて、取り込んだデーターの上に作っていきます。

写真は先程の通り、似たような写真を探してください。メジャーなものなら、同じ写真があるかもしれません。

フォントも同じものを探してください。どうしてもなければ、持ってるフォントの中で、限りなく近いものを探してください。妥協しないでください。そして、フォントの“サイズ”や“文字間”等は特に気を使って作り込んでください。

なにかの図形やイラスト等もトレースなどで、しっかり再現してください

ロゴなどがあれば、できるだけ挑戦してみてください。

しっかり真似ができていれば、出来上がりはプロが作ったデザインのようになっています。この高いクオリティーのものを多様な種類で沢山作ってください。妥協はダメです。

これを沢山作ることで、基本が感覚的に身についてきます。

なぜ、この文字は大きいのか写真を斜めに入れるのはなぜか上下の区切り方枠の付け方写真の切り抜き方などなど、考えながら作ります。答えは間違っていて構いません。疑問を持ってください。そうしながら、様々な種類のデザインを真似れば真似るほど、感覚が身についてきます。

あどみさん
あどみさん

面白そうだけど、Illustratorの操作に自信がないよー!

アシオ
アシオ

そうですよー!できれば苦労はしませんよー!!

それにも後で触れますね。

Sposored Links

実際のデザイン作り

実際に初めてオリジナルのデザインを作る時は、自分が「良い」と思ったデザインの構成や配置をしっかり真似て作ってください。

あどみさん
あどみさん

ちょ、著作権は??

アシオ
アシオ

著作権はーーー!!!どうなってるんですか、まったくもう!!

もちろん、丸パクリはダメです。ただし、構成を真似るのは問題ありません

あなたが良いと思ったデザインには、たくさんのデザインのノウハウが詰まっています。それをしっかり自分にも継承させて、自分のものにしてください

使用するソフトの最低限のスキルを磨く

作るデザインが見えてきたら、最低限のスキルが分かります。

使用するソフトはDTP(印刷物系のデザイン)ならたいていIllustratorです。

基本的に勉強という意味では、マニュアル本はあまりオススメしませんが、Illustratorに慣れるという意味では、マニュアル本は使えます。

一度、初心者向けのマニュアル本を購入し、慣れる目的で一通りやってみることをおすすめします。簡単なものが良いです。内容の沢山詰まった本でやっても、実際使わない操作が多く、混乱します。

あどみさん
あどみさん

でも、マニュアル本は勉強になるんじゃないの?大切だと思う。

アシオ
アシオ

そうですよー!大切ですよー!!!オススメしてくださいよ!もう!

ハカセン
ハカセン

でも、マニュアル本を一通りやって、覚えてる操作ってどれくらいあるかいの?全部終わった後、最初の方のページの「簡単なパスを引く」をどれくらいできるかいのー?

覚えようと思って、初心者がマニュアル本を勉強しても無理です。中級の人が個別に操作を勉強するくらいしか使えません。なのでマニュアル本を使う意味はこんな感じで考えてください。

・Illustratorに慣れる
・どんなことが出来るか操作しながら知る
あどみさん
あどみさん

そうかー…、たしかに触って慣れて、何ができるか分かれば、なんとかデザインを真似て作ることができそう。

アシオ
アシオ

そうですー!なんとか出来そうですよねーー!!まったくもう!

一通り、Illustratorはこんなことができるのかって分かれば、あとは、わからないところをネットで検索しながらやっていく感じです。

ハカセン
ハカセン

よく、逆引きマニュアル本をオススメしているデザイナーさんがいるけんど、たしかに、普通のマニュアルよりは便利に使えるのー。

デザインの基礎知識を勉強するタイミング

あどみさん
あどみさん

そうだ、基礎知識って勉強するタイミングがあるって言ってたよね!いつなの?

アシオ
アシオ

そうですよー!!いったいいつなんですかー???まったくもう!!!

はい。それは、ある程度、デザインに触れた後です。その方が基礎の意味がわかりやすく、頭に入って来ます

なので、たとえば、デザインを沢山真似て、同じものを作りますよね?たくさん作ったら一度、デザインの基礎の本を買って、サラッと読んでください。

すると、自分にストンと落ちてくる知識があります。そうするとその知識は自分のものになります。それを繰り返していくと、より知識が身につきます。

あどみさん
あどみさん

なるほど!それは確かに身につきそう。

アシオ
アシオ

そうですよー!!身についちゃうじゃないですかー!!まったくもう!!

たとえば、5個真似して作ったら、一度本で軽く勉強。また5個作ったら、本で勉強。などを繰り返すといいです。

次第に、3ヶ月置きにさらっと勉強、半年ごと、3年ごと、などと回数が減っていきます。3年後には、もう基礎の勉強じゃなくて、違う勉強をしているでしょう。

ハカセン
ハカセン

さっきのIllustratorも同じようにしたらええ。数ヶ月あれこれ使った後、また基礎のマニュアルを見直してみるといいぞよ。あ、これ使える!ってお得な操作が、ゴロゴロあることに気づくけん。

基礎を身につけることで個性を打ち出せる

まとめです。

とにかく、自分の感覚を使うことです。そして、自分の感覚を鍛えてください。それを利用して、世間とズレた感覚さえも、上手く使いこなして行きましょう。それには、基礎を充分に知っておく必要があるのです。

そうなると、いつのまにか、自分の個性をしっかりと使いこなせるデザイナーになっています。

基礎をしっかり身につけていくことは、後に、自分のセンスを全面に打ち出せる“優れたデザイナー”になる第一歩でもあるのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました